〔010〕岩木山 (1,625m)
標高差:360m
累積標高差:451m
青森県弘前市大字百沢
ウィキペディアから
南東斜面には1965年に津軽岩木スカイラインが完成し、バスやマイカーなどで八合目まで行くことができる。 更に鳥海山(九合目)までリフトが運行されている。
また、途中にはブナの森の遊歩道「巨木の森」や、冷たい水が湧き出る「ぶなの泉」などがある。 なお、八合目からのリフトは点検整備のため紅葉のころには運行を終了する。
リベンジ目的の岩木山だった。
岩木山は独立峰であり、リベンジが無くても登りたい気持ちはあった。
ただ、スカイラインが通れる限りは八合目から登りたいと思っており、
無用な下からの登りは考えたことはない。 八合目での車中泊は8月と思えない涼しさであり、寒くさえあった。
八甲田山に移動する
一昨日、3回目のリベンジを失敗したところであるが、登山口を変えて
R・Wに乗って4回目のリベンジに挑戦しようと思う。 これに失敗すれば
東北の山には当分来ないぞ!
『日本百名山』 山頂で晴れ待ちして、辛うじてリベンジを達成する。
前日の移動
白神岳登頂後は釜石温泉で汗を流し、津軽岩木スカイラインへ急ぐが、途中、給油とコンビニの買い物を怠り、スカイライン入口を通り過ぎてガススタンド、コンビニを探して走り回る。これが今日、
登頂の命取りとなる。八合目駐車場に着いた時は4時前、山頂は西日を浴びて見事に晴れていた。
リフトは4時まで動いていることを知り、これから登ろうかと思ったが、5分では登山準備が出来ないし、ヘッデンが壊れているので、今日の登頂は無理と諦める。 晴れた山頂を見上げながら、悔し涙を流す。 明日、ガスったら今日の失敗が悔やまれるだろう。
当日の朝の様子
八合目駐車場で車中泊したのは3台のみ。朝の気温は12℃、夜中、寒くてシュラフの中に入る。山頂方向を見ると心配した通りにガスが掛かっている。昨日の内に登頂出来れば全てが丸く収まったのにと後悔しても後の祭り。今日、ガスが切れてくれるのを祈るしかない。
'13年度の東北の山遠征
山頂往復:2時間39分(鳥海山に寄り道含む)
登り:1時間07分
下り:1時間17分
前日、駐車場から見た晴れ渡った ”岩木山”。 登りたかったがヘッデンが壊れている為に見送った。
”岩木山”とは反対方向に沈んで行く夕陽。 これを見えせる為に
スカイラインが遅くまで通行出来ることを知らなかった。
最終入場時間は日没1時間前と至ってアバウト。
夕陽で赤く染まり出した ”岩木山”。
樹林と笹薮に覆われた登山道を登って行くが、
朝露もなく笹もうるさくないので、快調に足が進む。
4時18分に駐車場を出発し、リフト乗場横に
ある登山口から登り始める。
”九合目”に出て来た所。
下山時は間違わない様にここから下山しなくては・・・
水平道に変わり ”九合目”に着くが、時間のカウントを忘れた。
約35分を要していると思う。
”九合目”からちょっとした岩場を消化して行く。
登って来た樹林帯を見るが、登山道はまったく見えない。
35分程でこの高さまで登れるのだから、人の力って大したもんだ。
”火口壁”を廻りながら ”鳥ノ海噴火口”を見る。 写真は天気の
良くなるであろう下山時に撮ろうと思っているが、逆に何も見えない
状態になっている可能性もあるので、少しは登り時に撮っておく。
げっ! 恐れていた通りに山頂にはガスが乗っていた。 ただ強い風が吹いているのでガスは切れる可能性がある。 それに期待するしかない。
一発目のガレ場斜面を見る。
左側に寄り添う岩が ”御倉石”なのだろうか?
45分にて ”鳳鳴ヒュッテ”(避難小屋)に着く。
何やら書いてあるが、今回も読まずに素通りする。
”大倉石”の割れ目まで踏み跡が伸びているが、進入禁止となって
いる。 行ってもどうせお宮があるだけだろうから行かなかった。
今日は山頂一番乗りと思っていたが、1人ハイカーが下りて来た。
聞いて見ると ”山頂避難小屋”で宿泊していたらしい。
”避難小屋”にはまだ2人が残っているらしい。
最初のガレ場登りを始める。
強い風に山頂のガスが吹き飛ばされたが、いつ次のガスが
やって来るのかは判らない。 後は運任せとなる。
ガレ場を登り切ると、弛みに出る。
山頂には薄くガスが掛かっていたが・・・
山頂へのガレ場登りで薄いガスの中に入って行く。
ガレ場登りの途中から山頂の岩場を見る。
又、ガスが上がって来た。 さて山頂ではどうなることやら。
”岩木山”に登りたい訳では無く、”岩木山”のリベンジが
したいだけなのだ。 なので、晴れてくれ!、展望を見せてくれ!
薄いガスを見ていると鏡の様に薄く映る人物が
おいらに合せて動いていた。 不完全ながら初めて
”ブロッケン現象”を見ることが出来た。
1時間07分にて ”岩木山”(1,625m)に着く。
山頂のガスは前回と同じ様な感じなので、これではリベンジにならない。
ガスが切れるまで山頂をウロウロして晴れ待ちをする。
ブロッケン現象と共に ”影岩木山”も
見られたが、両方共に出来が悪い。
”三角点”から ”避難小屋”を見る。
”避難小屋”の中から話し声が聞こえ、宿泊したハイカーがまだ中に
残っている様だ。 15分晴れ待ちするが、辛抱溜まらず下山する。
時間つぶしの為 ”岩木神社”に寄って見る。
”大石赤倉登山道”と書いてあり、岩木山神社からの登山道だろう。
途中に見所が多いのであれば下から登っても良いのだが、
何もなさそうなので、スカイライン利用を選びたい。
下山を始めると、薄いガスが残るものの、晴れて来た。
ちょっと、うさん臭いが、これで ”岩木山リベンジ達成”としておく。 達成の基準は本人が勝手に決めているので、ほっといての感じ。
でも不本意です。
一つ目のガラ場下り取りの付き箇所。
下山時、弛み箇所と御倉石を見る。 これだけ周辺が見えれば
リベンジ達成で良いのでは・・・ まだ言い訳している感じ。
一つ目のガラ場下りを消化する。
天気が良くなって来たので ”鳥海山”に登ってみる。
”鳥ノ海噴火口”に戻り、陽光の射す火口底を写す。
火口湖になっていてくれればステキだったのだが・・・
”大倉石”に戻る。
バカチョンカメラは天気が良くないとちゃんと映らない。
昨日の夕刻に時間稼ぎで乗りたかったリフト。
今日は時間がたっぷりあるのでリフトに乗りたいとは思わない。
まだリフトが動く時間ではないが、リフト乗場に行ってみて、
その後、 ”鳥海山”に登ってみようと思う。
ガスは流れ続けているので ”鳥海山”にもガスが掛かってきた。
”鳥海山”への登り途中から振り返りリフト乗場を見る。
山頂標識の無い ”鳥海山”(1,502m)に着き ”岩木山”を見ると、
濃いガスが上がって来ていた。
”岩木山”への山歩きで一番面白くない登山道。
リフト代の節約のみとなる。
”九合目登山口”から下山路に入る。
スカイラインはまだ開門していないので、昨夜からの状態と同じ
3台が停まっているのみ。 キャンピンカーのオヤジはリフトが
動くのを待ってから登ると言っていた。
いわきさん
2023年9月28日改定
”ブロッケン現象”